時代のキーワードは「和の心 茶道の精神」

茶室に向かう小さな道を露地といいます。
露には露見するという意味があり、路地ではなく露地の字が用いられています。 ここを通って茶室に向かう時、社会の中でかぶっていたお面をはずし、いろいろな汚いものを脱ぎ捨てて、真の自分に戻ります。 人が持つ本来の清らかで美しい心が現われ、茶の道を求める心の準備が整ってゆくのです。
露地には飛び石が敷いてあり、それをたどって進みますが、その石はまっすぐではなく、右へ左へとジグザグに敷かれています。 ちょっと立ち止まって、遅れて来た人を待てるように、後の人に、どうぞお先にと道を譲れるように・・・・。
この教えを受けた時、胸にポッと火が灯ったように感じました。 大切にしたい「和の心」のひとつです。

日本文化の集大成であるお茶の世界から、多くのモノやコトを学びました。 それは、これからのビジネスの方向性にも、地球や世界の有りようにも、 大きく作用し、また役立つことのように思えます。
数や力の論理ではなく、和をもって尊しとする共生の思想。
自我ではなく、相手を鏡とする謙虚さとおもてなしの心。
人や物、切り捨てるのではなく全てを活かす道を探るということ。
四季折々の風情を楽しみ、自然への感謝をもって生きるということ。
完全のみをよしとせぬ侘び、寂びの観念。
行から生まれる心、精神文化・・・。
真、善、美を求め、凛として生きぬくということ。などなど。
西欧の経済至上主義の論理で突っ走ってきた世界。 その中で忘れられてきた大切なモノやコト、 知恵の結晶である歴史や伝統を、もう一度振り返り、 新たなる創造の世界を広げていけたらと願っています。
茶道の世界を深め、広げてゆくきっかけになったのが、都会のビルの中にすっぽりと茶室と露地が収まった、 ちょっと不思議なオフィス&サロン、峯風庵でした。この空間で7年半の活動を展開し、多くの道を求める方々との出会いがありました。
諸事情があって、2009年4月で、ひとまず、大阪谷町の峯風庵を閉じることになり、新たな道を歩みだしています。
今、世界中で求められているLOHASという生き方は、実は400年以上も前に日本で、お茶人たちを中心にして実践されていた生き方でした。宇宙観に基いて構成された茶道の真髄を、峯風庵の四畳半の小さな茶室から、すこし、大きな世界にも発信することが出来たら、そんな思いをもちながら、次のステップを探っています。=また、プランナー&プロデューサーの本業の仕事でも、茶道の中で気づかされたこと、学んだことを実践してゆくために、持続可能な社会への架け橋になれるような、あらたな事業分野「地域に活力クリエイティブファンド協議会」も立ち上げました。

このサイトでは、本業であるプランナー&プロデューサーの仕事を株式会社サンイディのページでご紹介させていただき、マーケッターとして注目したい「和の視点=茶人という生き方」と各種の茶道関連の催しは、ライフワークとして峯風庵のページでご紹介させていただきました。