箱火鉢のお茶と昔商家の賑わいゑびす膳について

時代劇によく出てくる箱火鉢。炉の部分が少し大きいのですが、大炉だと思えば、何とかできるだろうと、骨董の関西箱火鉢を手に入れました。この「じないまち」に似合うお茶の様式がないものかと思案していたときに、ハタと思いつきました。江戸商家の賑わいを彷彿とさせる箱火鉢。点前は私なりに考案中いたしました。皆様のご感想・アイデアをいただければ幸いです。

「じないまち」の峯風庵の前には冨栄戎さんと言う、なんともめでたいお名前の戎神社があります。満面の笑みで鯛を抱く戎さんのお姿は、ふくよかで、思わずこちらもにっこりしてしまい、その笑みが幸せを呼んでくれる。そんな気がします。
昔の食卓は粗末だったと思われるかもしれませんが、大阪ならではの贅沢も楽しんでいたのだと思います。堺の町衆茶人たちが楽しんだ茶懐石料理は、まさに江戸時代の大阪の商家のご馳走だったと思うのです。堺が貿易で栄えた自治都市であった同じ頃、ここ、じないまちでも、造り酒屋や商家が栄え、浄瑠璃や芝居、お茶などの文化が花開いたと聞いています。
京料理のように凝ったもの、華やかに飾られたものではなく、素材にこだわり、素材の持ち味をそのまま生かす、やや無骨ではありますが、心のこもった手料理でおもてなしさせていただきます。
戎さんにちなんで、また地元の食材を使って考案いたしました昔商家の賑わいゑびす膳。季節によりメニューは少し変わりますが、月釜・略茶事などでお召し上がりいただけます。